兵庫県が新型コロナ追跡システム 知事「どの店で、いつ、は兵庫だけ」

20200629井戸兵庫知事

 兵庫県は7月10日から、訪れた施設で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したときなどに兵庫県から注意喚起して行動記録の作成を促す「兵庫県新型コロナ追跡システム」の運用を始める。店舗や施設の利用時またはイベント参加時にQRコードを読み取って登録すれば、電子メールまたはスマートフォンのアプリ「LINE(ライン)」で注意喚起のメッセージを受け取れる。兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)が29日の定例記者会見で発表した。

 兵庫県が各施設やイベントに対してQRコードを発行。店舗や施設の利用、イベントの参加者がのメールアドレスまたはLINEのアカウント情報は、QRコードの読み取り時刻とともに兵庫県が保管する。クラスター発生またはクラスター発生のおそれを認定したときに、兵庫県が必要に応じて「あなたが○月○日に立ち寄った○○においてクラスターが発生。行動記録の作成などをお願いします」などのメッセージを送信する。

 兵庫県が保管する個人情報はメールアドレスまたはLINEのアカウント情報のみで、プライバシーにも配慮した仕組みだが、事業者に広く受け入れられるかが課題。ただ井戸知事は「どの店で、いつ、という情報が伝わるのは兵庫県の方式だけ」といい、他府県などのシステムに比べて高い注意喚起効果が特徴だと説明。「信頼度が高いシステムなので、時間はかかっても、おのずと普及していくのではないか」と話していた。

 すでにチキンジョージ(神戸市中央区)や神戸VARIT(同)など神戸の著名なライブハウスのほか、姫路城(姫路市)、宝塚大劇場(宝塚市)、阪神甲子園球場(西宮市)、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)、神戸どうぶつ王国(神戸市中央区)などで導入が決まったという。井戸氏は「利用者は違和感がないだろうが、お店の協力を得るのが難しいと思われるので、業界団体等も含めて協力依頼をしていきたい」と普及に向けた意欲を語った。

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