家次神商会頭、神戸空港「先行き悲観はしていない」 コロナで便数・利用客減も

20200706家次神商会頭

 神戸商工会議所の家次恒会頭(シスメックス会長兼社長、写真)は6日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの影響で利用客の減少が目立つ神戸空港について「先行き悲観はしていない」と述べ、航空需要の回復に期待感を示した。「サイズが小さい神戸空港は、いまは大変だがリカバリー(回復)できる」とみる。より厳しい状況にある国際線が就航していないこともあり、国内経済が正常化に迎えば利用客も回復するとの見通しという。

 加えて、世界で主要な4つのスーパーコンピューターの性能ランキングで首位に立った「『富岳』ができたことによっても、どのように利用しようかという人の動きもある」「富岳は神戸空港に一番近いところにある」などと指摘。富岳などをきっかけにビジネス客が回復することで、「国内線だけでも、(神戸空港が)これだけ便利よ、というのをアピールできるのが大事」と強調。「中長期的には国際便の就航を引き続き志向する」と改めて強調した。

 関西国際空港では国際線が大幅に減少し、関西・大阪・神戸の関西3空港を運営する関西エアポートの収益も悪化。神戸空港の便数増や国際線就航といった機能拡張の前提が揺らぐのでは、との質問には「足元でなく中長期でみたときにどうか、という議論をする必要がある」と答えた。

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