大丸神戸店、3月の売上高12.0%増 高級ブランドや時計など好調

【神戸経済ニュース】J・フロントリテイリング(3086)が3日に発表した大丸神戸店の3月の売上高動向(速報値)は、前年同月に比べ12.0%増だった。17カ月連続で前年同月を上回った。前年同月は21日まで兵庫県に新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が適用され、来店客数が減少した反動が表れた。さらに足元での販売好調が続き、前年同月を大幅に大幅に上回った。

 分野別では引き続き高級ブランド、時計、美術品を中心とした高額品が好調だった。さらに新年度を控えてジャケットやブラウスなどの販売が伸びた。来店客数も伸び、ホワイトデーやお花見需要などで食料品も好調に推移した。ただ伸び率は客数の戻りが遅れていた東京店(37.2%増)のほか、訪日客向けが回復に向かった心斎橋店(32.5%増)や札幌店(24.1%増)を下回った。

 大丸芦屋店の売上高は前年同月比1.3%増、大丸須磨店は同0.8%増だった。

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