大丸神戸店、3月の売上高11.1%増 来店客数回復や高級ブランド好調続く

【神戸経済ニュース】J・フロントリテイリング(3086)が1日に発表した大丸神戸店の3月の売上高動向(速報値)は、前年同月比11.1%増だった。7カ月連続で前年同月を上回った。引き続き婦人服を中心とした高級ブランド品がけん引し、前年同月比2ケタ%の伸びだった。一方で美術・呉服・宝飾といった高額品の需要も続いた。宝飾は改装効果が継続。ボリュームゾーンの婦人服でもジャケットや綿コート、ブラウスなど外出を意識した衣料品に動きが目立ったという。来店客数の増加で、食料品も前年同月を上回った。

 大丸芦屋店の売上高は前年同月比1.6%増だった。食品の比率が高く、昨年3月に店内で神戸市の名谷図書館が開業した大丸須磨店は同8.9%減だった。

 大丸松坂屋百貨店の3月の売上高(店舗合計、既存店)は、前年同月比で7.2%増、19年3月との比較では19.7%減だった。

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