神戸市の久元喜造市長は25日の定例記者会見で、神戸空港へのアクセス改善について「いまごろ(のタイミングで)なんらかの方策を打ち出したかった」と述べ、早急に手当てをする方針を強調した。27日に地域航空会社のフジドリームエアライン(FDA)が神戸空港に定期便を初めて開設するのを控え、記者の質問に答えた。FDAの出雲便は午前8時台に到着することもあり、ポートライナーの混雑が懸念されている。
5月に開いた関西3空港懇談会で発着枠の増加や運用時間の延長などで合意したが、すでに増枠分の半分が埋まった。再び3空港懇を開催して、一段の増枠を求めるべきか記者が質問すると「さらなる運用規制の緩和には期待したい」としながらも、「開催を求める前に、神戸市としてはアクセスの強化ということで自分たちが努力しなくては」と述べ、神戸空港への旅客の輸送手段が現状では不十分との認識を改めて示した。
一方で、そごう西神店が2020年8月に閉店することについては「大変残念」とした。神戸市は西神中央に西区役所を移転し、図書館とホールの複合施設を新築する予定。「西神中央はこれから力を入れていく」という。「8月までに、後に入っていただく商業施設に全庁一丸となって誘致をすることにつきる」と語った。
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