川重、最新型ヘリ「D-3」が型式証明を取得 エアバスヘリと共同開発
- 2021/06/15
- 00:53
川崎重工業(7012)が仏エアバス・ヘリコプターズと共同開発したヘリコプターシリーズの最新型「H145//BK177 D-3」が国土交通省航空局の型式証明を取得した。同機種の安全性と環境適合性が日本の基準に適合したことを示し、国内での飛行が可能になった。同機種はすでに警察庁などから受注しており、22年にも納入する予定だ。
「H145//BK177 D-3」は現行機である「H145//BK177 D-2」の改良型。フルフラットの床面を備えた広いキャビン(室内)に加え、観音開きの後部ドアでヘリコプターを多用途に利用できる特徴は「D-2」から引き継いだ。一方で、「D-3」は、5枚羽根の最新メーンローター・システムを採用したことなどで、有効搭載重量は約150キログラム増加。整備期間も短縮できた。
全長13.54メートル、胴体の全幅1.73メートル、高さ3.98メートル。定員は標準で10人、最大で12人だ。最大速度は時速263キロメートルで、標準タンクを搭載した場合の航続距離は722キロメートルになる。自動操縦装置や全地球測位システム(GPS)地図表示装置、地形認識警報装置(HTAWS)などを装備している。(写真はD-3型へ改修後にドイツで試験飛行する川重の社用機=川重提供)
▽関連記事
- 関連記事
-
- コープこうべが総代会、山口前理事長がゴルフ接待問題を陳謝 再発防止策も提示 (2021/06/16)
- 「トロフィー学校行事に無償で使って」 神戸・三宮の老舗き章店が呼びかけ (2021/06/16)
- 川重、最新型ヘリ「D-3」が型式証明を取得 エアバスヘリと共同開発 (2021/06/15)
- 三ツ星ベルト、ワクチン2回目は翌日も特別休暇に 付き添いは独自制度で対応 (2021/06/14)
- 神戸市、飲食店や影響出た事業者の家賃支援で対象拡充 新型コロナ (2021/06/14)
広告