カルナバイオの今期、最終赤字2億9900万円に 研究開発費が膨らむ

 カルナバイオサイエンスは16日、2016年12月期の連結最終損益が2億9900万円の赤字(前期は4億5600万円の黒字)になりそうだと発表した。創薬事業で研究開発費が膨らんだのが影響する見込み。互いに持ち合っていた韓国のクリスタルゲノミクス社の株式を売却し、特別利益を計上するが補えないという。同社全体分の16年期12月期の業績予想を開示したのは今回が初めて。

 売上高は前期比48%減の8億400万円、営業損益は4億3200万円の赤字(前期は15億6900万円の黒字)になる見通し。創薬事業で研究開発費を積極的に投入したのに加え、創薬支援事業では小野薬品工業が新研究等の建設に伴い、カルナバイオに委託する予定だった事業の大半を来期に先送りしたほか、北米でたんぱく質製品の販売が伸び悩んだ。

 今期はこれまで創薬支援事業の予想だけを開示していた。この部分では売上高が前期比26%減の7億500万円、営業利益が55%の1億8400万円を見込む。従来予想の9億5400万円、4億1200万円から下方修正した形だ。

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