「ラグビー新リーグで初代チャンピオンねらう」 神戸市とスティーラーズ連携協定

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 神戸市とラグビートップリーグの神戸製鋼は28日、事業連携協定の締結式を神戸海洋博物館(神戸市中央区)で開催した。22年度からトップリーグに代わる新たなリーグ「ジャパンラグビー・リーグワン」が発足することに伴い、神戸製鋼がより地域に根ざしたチームとして運営するのを目的に、本拠地である自治体との連携も強化する。神戸製鋼から声をかけたところ、協定締結で両者が合意したという。協定にはスポーツの振興や健康続伸、地域の活性化、神戸の魅力発信を盛り込んだ。神戸市がスポーツチームと事業連携協定を結ぶのは初めて。

 締結式であいさつした神戸製鋼所(5406)でラグビーを担当する岡野康司・執行役員は「ホストエリア(活動拠点)に神戸市を明確に掲げ、新リーグの初代チャンピオンをねらう」と意気込む。「神戸市と長らく築いてきた協力関係を継続し、さらなる連携強化をめざす」と話していた。神戸市の久元喜造市長は、「ラグビーのワールドカップを日本で開催したことで、すそ野が大きく広がった」「新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着けば、もっとも多くのみなさんがラグビーに親しんでいただけるようになると期待している」と語った。

 神戸製鋼は新リーグの発足に向けてチーム名を従来のコベルコスティーラーズから、コベルコ神戸スティーラーズに変更。新しいシンボルマークのデザインには船の錨(いかり)を取り入れ、「神戸に根を下ろす」ことを示したという。今後は小中学生を対象にラグビー選手を育成する「ラグビーアカデミー」を開設。新型コロナが落ち着き次第、活動を開始する。さらにふるさと納税やマイナンバーカードなど市政の広報活動にも協力する。

 式典終了後はメリケンパークにある「BE KOBE」のモニュメント前で関係者が記念撮影した(写真、左から日和佐篤選手、岡野執行役員、久元市長、山中亮平選手)。

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