ラグビー神戸製鋼、ワールドのブランドを公式スーツに採用 「また一緒に戦える」

20200110神戸製鋼とワールド

 ラグビートップリーグで2連覇をめざす神戸製鋼所は10日、ユニバー記念競技場(神戸市須磨区)での初戦を12日に控えて、今季の公式スーツにワールドの「UNBUILT TAKEO KIKUCHI」(アンビルト・タケオキクチ)を採用したと発表した。ワールドのラグビー部は2009年に休部したが、それまで両社のチームで戦う「神戸ダービー」は独特の盛り上がりを見せていた。両社がラグビーで連携するのは、OB戦を除いては「すさまじいライバル心だったこともあり、これが初めて」と、公式スーツを着用して記者会見した神戸製鋼の福本正幸チームディレクター(写真左)が説明した。

 グレー地に大型のチェックが入ったセットアップスーツで王者の風格、品性、現代ラグビーの合理性を表現した。ネクタイはチームカラーの赤に小紋柄をあしらった。スーツの裏地にも赤を採用し、戦う「鋼の男」の姿をを映した。チームでの移動時や公式行事などで着用する。

 神戸製鋼がワールドにスーツの製作を依頼して実現。ワールドは選手やスタッフら合わせて96着を製作した。アンビルト・タケオキクチは体格や体型に関係なく、かっこよくスーツを着こなせることをめざすオーダー型の紳士ブランド。同ブランドのデザイン担当者にはワールドが持つラグビーの歴史をよく知らない若い世代も多かったとあって、神戸製鋼とワールドがいかに熱い戦いを繰り広げたかを、ベテランが語って聞かせてデザインしたという。

 記者会見にはワールドのラグビー部で最後のゼネラルマネージャーを務めた東田哲也氏(写真右)も同席し、「休部してから11年も経過して我々のスーツを使ってくれるとはありがたい。また一緒に戦える」と語った。神戸製鋼はシーズン開幕の直前に、かつてのライバルという強力な援軍を得たようだ。

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