神戸市の新西市民病院、1年前倒し28年開業に 早期の移転求める意見多く
- 2021/09/07
- 01:40
神戸市は建物の老朽化に伴い若松公園(神戸市長田区)への移転を計画している「西市民病院」の整備基本方針を作成した。方針案では2029年の開業予定だったが、決定した基本方針では28年開業と1年の前倒しに踏み切った。方針案を公表して住民から意見を募集したところ、早期の移転開業を求める意見が多かったという。このため当初21〜23年度の3年かけて基本計画を決定する計画だったのを2年に短縮する。(図は病院完成後の若松公園イメージ=神戸市提供)
着工は当初25年としていたが、24年度をめざす。新たな病院の建設地は、バスターミナルの整備計画があるJR新長田駅から徒歩数分の若松公園内。神戸市営地下鉄の西神・山手線、海岸線とも接続し、利便性が高い。最寄り駅の高速長田駅から徒歩で8分かかる現在の西市民病院よりも格段に利便性が向上することから、早期の移転を望む声は増えやすかったようだ。
このほか基本方針では若松公園のレクリエーション機能、子供の遊び場は維持することや、鉄人広場は現在同様イベントの開催場所として利用できる広さを確保することも明記した。方針転換した部分はないが、病院移転によって若松公園がなくなるとの勘違いを防ぐためとしている。集まった意見は21件だったが、住所の記載不備で「参考」としたものが別に18件あった。
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