神戸市の西市民病院、29年に若松公園へ移転 鉄人広場などリニューアル
- 2021/06/04
- 18:29
2021/06/08 14:45 神戸市の希望で図を鉄人28号が描かれていないものと差し替えました。
神戸市の久元喜造市長、神戸市民病院機構の橋本信夫理事長、西市民病院の有井滋樹院長が4日午後に神戸市役所で記者会見して発表した。新病院は現在の27診療科を維持したうえで、感染症と救急を充実させたい考えだ。病床数は現在の358床を確保したうえで、1床あたりの面積を現在の68.7平方メートルから約100平方メートルに拡張する。敷地面積は現在と同程度を想定しているが、高層化することで広い床面積を確保する方針だ。
若松公園については、公園内で病院と市営駐車場を一体的に整備。鉄人28号のモニュメントを取り囲むイベントスペースを確保したうえで、子供の向けの遊び場を再整備する。久元市長は「鉄人28号がさらに浮かび上がるような計画を立てたい」と話した。加えて病院に合わせて地域交流を促進するための交流施設も建設する。「出産、子育て支援、病児保育の機能も強化し、新長田のみならず神戸市の市街地に若者の移住を促進する効果も見込まれる」(久元市長)という。
神戸市は今月、新病院整備の基本方針案について住民の意見を募集。今年度半ばにも基本方針を決定したい考えだ。今後は21〜23年度に基本構想、基本計画をそれぞれ決定し、24年度から設計・着工する。29年度ごろの完成を想定。現在の西市民病院はそれまで運営を継続する方針だ。神戸市は西市民病院について昨年8月から有識者会議(座長・辺見公雄全国公私病院連盟会長)で議論。診療機能の低下を抑え、必要な規模を確保するには移転新築が望ましいとの報告書を5月に作成していた。
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