P&G、神戸市内8カ所で「紙おむつ回収」の実証実験 9月まで約半年

20210406パンパース

 米日用品大手P&Gの日本法人であるP&Gジャパンは6日、使用済み紙おむつを回収する実証実験を始めると発表した。神戸市内の8カ所に回収ボックスを設置。「使用済みの紙おむつを分別、回収する際に日本の消費者がどのような習慣、行動、認識の傾向を持つか」(ハリス・バイラモウィッチ執行役員=写真・P&Gジャパン提供)を調べ、将来のリサイクルにつなげる。スマートフォン(スマホ)のアプリを回収ボックスの開錠に使うのが特徴だ。期間は9月30日までの約半年。

 おむつの回収ボックスは「イオンジェームス山店」(神戸市垂水区)など商業施設に3カ所、「あさひ保育園」(神戸市西区)など保育施設に5カ所を設置。おむつ回収専用アプリ「パンパースエコ」をスマホにインストールして使う。スマホを回収ボックスにかざして開錠ボタンを押すと、投入口が自動で開く。使用済み紙おむつを投入した後、自動で投入口が再び閉じる。投入後に応募した利用者には、育児グッズなどと交換できるポイントを配布する。

 乳幼児用の紙おむつに加え、大人用紙おむつなど、種類やブランドを問わずすべての使用済み紙おむつと、おしりふきシートを回収する。まずは消費者の傾向を把握するのが今回の実証実験のねらいとあって、回収した使用済み紙おむつは一般の事業系ゴミとして処分する。ただ、消費者の傾向などを把握したうえで、回収ボックスを多数展開し、素材や化成品などに再利用することなどを検討している。

 P&Gは19年からオランダ・アムステルダムで使用済み紙おむつ回収を開始。欧州では使用済み紙おむつを再利用する技術を持つイタリア企業と組み、すでに再利用の取り組みを一部で始めている。同社の技術を活用することで、製品の容器に使うプラスチックと同様に「セルロース、バイオ燃料、農業に使う吸着剤などに再利用できると考えている」(バイラモウィッチ執行役員)という。

 回収ボックスを設置する商業施設は「イオンジェームス山店」のほか「イオン神戸北店」(神戸市北区)、「トイザらス・ベビーザらス神戸ハーバーランド店」(神戸市中央区)。保育施設は「あさひ保育園」のほか、「夢の森」と「花の森」(神戸市垂水区)、「おっこう山」(神戸市西区)、「山のまち」(神戸市北区)。アプリ「パンパースエコ」は4月中旬に利用できるようにする。

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