山陽電が続落、年初来安値 山陽百の建て直しが重荷の見方

20191231神戸株ワッペン

終値 1890円 -20円(-1.05%)


 6日の東京株式市場では山陽電気鉄道(9052)が続落。一時は前日比43円安の1867円まで下落し、年初来安値を付けた。新型コロナウイルスの感染が最初に拡大し、市場が混乱した昨年4月以来1年ぶりの安値を付けた。在宅勤務の普及などを受けて通勤客の戻りが鈍く、電鉄株が軒並み売られる中で、完全子会社化した山陽百貨店の建て直しが経営の重荷になるとの見方から、さらに買いが入りにくい展開になった。

 完全子会社化に伴い3月25日付で上場廃止になった山陽百貨店は、山陽電の姫路駅ビルに入居する百貨店が主力。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出の自粛で、2021年2月期に13期ぶりの最終赤字を計上したもよう。加えて今期にも先行き不透明感が残る。山陽電はグループの流通事業で中核を占める山陽百を建て直す目的でいったん上場廃止し、大幅な事業の見直しのための意思決定を迅速化することを表明していた。

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