日本初の航空・産業用エンジン見本市を神戸で開催 コロナ禍も出展100社超

20201021エンジンフォーラム

 仏abe社の航空・防衛イベントを開催する部門である「BCIエアロスペース」は20日、航空エンジンと産業用ガスタービンエンジンに的に特化した国際見本市「エンジンフォーラム神戸」を神戸国際展示場3号間(神戸市中央区)で開催した。航空エンジンに特化した展示会を日本で開催するのは初めて。同社によると15カ国から約100社が出展。すでに500人超が参加登録した。21日まで。(写真は「神戸エアロネットワーク」の展示)

 これまで「エンジンフォーラム」は米欧の航空機産業の集積地などで開催してきた。だがBCIエアロスペースは今後、航空需要が高まるとみられる東南アジアに近い日本での開催を検討。川崎重工業、三菱重工業、新明和工業、神戸製鋼所、住友精密工業と航空機に関する大手メーカーが軒を連ね、金属加工などで高い技術を持つ中小企業の集積する兵庫県内を開催地に選んだ。

 国内の航空機に関する産業集積地である愛知県からも、まとまった出展や参加者があった。海外からの出展者などが利用するテレビ電話システムを配置した「バーチャルゾーン」も開設し、できるだけ多くの参加者が商談できるようにした。事前のマッチングシステムを導入して円滑に多くの商談ができるよう促したことなどもあり、商談の件数は全体で約2000件になる見込み。

 出展者の間からは「新型コロナの影響で出展する見本市を厳選することになったが、成長市場である航空機の見本市への参加は必須と判断した」(丸紅情報システムズの山口矩史氏)といった声も聞かれた。開催を支援した神戸市も「コロナ禍で商談の機会が減っているとの声が増えていたので、こうした機会を提供できたのはよかった」(経済産業局工業課)とみている。

 約1年前に開催を発表した後、新型コロナウイルスの感染拡大で夏場にかけて国内外で見本市の中止が相次いだ。エンジンフォーラム神戸も開催の可否を検討したが、感染拡大の勢いが一服したうえ、出展を希望する企業・団体が多く集まったことで開催に踏み切った。渡航制限の影響で海外からの参加者が直接、日本を訪れることはなくなったため、20日夜に予定していた歓迎会などの行事は中止した。

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