パステルカラーで春らしく、機能にも関心 日本最大級の靴・サンダル展示会開幕

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 日本ケミカルシューズ工業組合(神戸市長田区)が主催する日本最大級の靴・サンダル展示会「第167回日本グランドシューズコレクション&全国サンダルフェア」が14日、神戸国際展示場(神戸市中央区)で開幕した。2021年の春夏物を展示する。洋服とコーディネートしやすい黒や白といったモノトーンのスニーカーなどが多く出展されたほか、春らしくパステルカラーを充実させた婦人靴の展示も目立っていた。15日まで。

 例年は1月、5月、10月と年3回開催しているが、前回開催を予定していた5月は政府が新型コロナウイルスの緊急事態を宣言したことで中止。「前回は中止せざるを得なかったが、新規の感染者数が減少してきたこともあり、業界として存在感を示すためにも今回は開催を望む声が多かった」(展示会の事務局)という。開催に向けては他の展示会同様、感染対策を徹底して実施した。

 今回の出展者数は58組。通常よりも1割程度少なくなったという。東京都など遠隔地のメーカーを中心に、一部で出展を見送る動きがあったという。来場者数も例年より少ない印象との声が聞かれた。やはり東京都など遠隔地の顧客から、来場を見送るとの連絡を受けたとの声も出ていた。現在も出張を制限している会社があることなどが、影響しているもようだ。

 出展者らによると、デザインやカラーに加えて靴の「機能」を充実させるのも最近の傾向になっている。カワノ(神戸市長田区)のでは、足の親指が傾く外反母趾(がいはんぼし)でも履きやすい、軟らかな素材の靴を展示した。加えて担当者は「今回は特に、抗菌機能があるシューズなどにも関心が高まっているようだ」(直販事業部の藤原宏行氏)と話していた。

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