兵機海運の兵庫埠頭物流センターが開業 大東社長「安全と景観に配慮」

20200114危険物倉庫

 兵機海運が兵庫ふ頭(神戸市兵庫区)に建設した「兵庫埠頭物流センター」が14日、開業した。2棟の危険物倉庫(写真)と一般倉庫に加え、危険物コンテナを蔵置できる野積み場などを備えた、危険物の取り扱いを中心とした物流施設だ。敷地面積は約1万5000平方メートル。危険物を取り扱う企業のコンプライアンス(法令順守)意識が高まっていることなどを背景に、危険物倉庫の需要の高まりに対応した。

 同日午前に開催した開業に伴う式典後、記者団の取材に応じた大東洋治社長は、「港湾部に危険品倉庫の建設用地を探していたところ、安全対策の一環として一般倉庫の併設を条件に、神戸市から土地の紹介を受けた」と、兵庫ふ頭への立地について説明した。2018年の台風20号などで発生した高潮被害も勘案し、地盤のかさ上げも実施。さらに「安全面と景観面には特に配慮した」と話した。

 安全対策では、一般倉庫の建設や、周囲に空地を取ったことなどに加え、施錠や解錠の動作による火花が発生しない生体認証の電子錠など、最新の機器類を採用した。一方で、中突堤に入るクルーズ船からの視線を意識。倉庫建屋のライトアップを実施したり、壁面に描いた兵機海運のロゴをやや小さくしたりと、海上からの景観向上に取り組んだ。

 兵機海運が危険品倉庫を開設するのは、2018年に開設した姫路市について2カ所目。行政も安全対策への監視を強化する中で、「利便性の高い地域で、危険品倉庫を設置してほしいとの要望は引き続き多い」(大東社長)という。現時点では「具体的な次の展開は決まっていない」というが、姫路港地域での増設や、中国地方などで新たな危険物倉庫の建設を検討する可能性がありそうだ。

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