安藤忠雄氏、神戸市に「こどものための図書館」建設を提案 建設費など寄付

20190913久元・安藤会見

 兵庫県立美術館など神戸市内にも作品が多い建築家の安藤忠雄氏(写真右)は、神戸市に「こどものための図書館」の設立を提案した。安藤氏と神戸市の久元喜造市長(同左)が13日午後、神戸市役所で記者会見して発表した。安藤氏が建設費と設計費を神戸市に寄付する。神戸市は今後、安藤氏の提案をふまえて場所の選定など、建設に向けて検討する。場所は安藤氏の意向で東遊園地(神戸市中央区)の「慰霊と復興のモニュメント」の近くになる見通し。

 記者会見で安藤氏は、「阪急六甲の山側の(安藤氏が設計した)『六甲の集合住宅』に自宅があるので、神戸のために何かできないかと考えていた」と語った。「近ごろの子供や若者は本を読まないし、新聞も読んでいないようで、字もよく間違うので大丈夫かという問題意識もあった」という。さらに「子供のころは貧しくてあまり本も読めなかったが、もっと幼いころから本に親しんでいればという思いもある」と、図書館建設にかける意欲を話した。

 久元氏は「安藤さんが子供向けの図書館について構想しているという話を教えてくれたのは、井戸(兵庫)知事だった」と打ち明ける。そのうえで図書館建設が「神戸の市民、子供たちにとって、とても大きな意味があると思う」「来年で震災から25年を迎える中で、子供たちにも震災を引き継いでほしいというのを伝えることにもなる」と強調。さらに「子供のうちに読書の機会に触れるのはとても意味がある」と意義を語った。

 図書館の詳細については、これから検討に入る。完成の時期などについては、久元氏が「予算的な裏付けや、手続きなどは議会と相談が必要になることもあり、できるだけ早く進めていきたい」と述べるにとどめた。加えて、完成後の運営について久元氏は「経済界や市民のご理解を得たい」と話していた。

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