六甲バターの1〜9月期、税引き益58%減 新工場の減価償却費を計上

20191109六甲バタ決算

 六甲バターが9日発表した2019年1〜9月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比58%減の9億400万円になった。家庭で飲酒を楽しむ「家飲み」の需要などで、チーズ製品の販売が好調に推移。増収を確保したが、4月に稼働した新工場「神戸工場」(神戸市西区)の減価償却費が響いた。

 売上高は2%増の388億円、営業利益は39%減の18億円になった。部門別の売上高は、チーズ部門が2%増の370億円、チョコレート部門が15%増の10億6700万円、ナッツ部門が1%増の6億4300万円になった。秋にはチーズ部門で新製品「プレミアムベビーチーズ・トリュフ入り」「チーズデザート青森県産シャキシャキふじりんご6P」を発売した。

 19年12月期の業績予想は、9月までの業績が「想定の範囲内」のため据え置いた。税引き利益は52%減の14億円になる見通し。

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