カルナバイオの1〜9月期、最終黒字11億円 創薬支援事業の売上高最高
- 2019/11/09
- 21:13
カルナバイオサイエンスが8日発表した2019年1〜9月期の連結決算は、最終損益が11億円の黒字(前年同期は8億2200万円の赤字)だった。4〜6月期に同社が研究開発した新規がん免疫療法の創薬プログラムの開発・商業化について独占的に供与するライセンス契約を米ギリアド・サイエンシズと結び、契約一時金2000万ドル(約21億円)を売上高に計上したのが引き続き寄与した。
売上高は前年同期比4.9倍の28億円、営業損益は13億円の黒字(前年同期は7億6200万円の赤字)になった。事業分野(セグメント)別の売上高は、創薬事業がギリアド社との21億円、キナーゼタンパク質の販売などを手がける創薬支援事業は前年同期比37%増の7億3400万円だった。創薬支援事業の売上高は1〜9月期としては過去最高を更新した。
19年12月期の連結業績予想は据え置いた。最終損益は2億1400万円の黒字(前期は12億1000万円の黒字)になる見通しだ。
▽関連記事
- 関連記事
-
- 山陽電の4〜9月期、純利益28%増 消費税上げ控え先買・「忍たま」も寄与 (2019/11/09)
- ケミプロの4〜9月期、税引き益6200万円に上振れ 高採算製品が前倒し (2019/11/09)
- カルナバイオの1〜9月期、最終黒字11億円 創薬支援事業の売上高最高 (2019/11/09)
- 六甲バターの1〜9月期、税引き益58%減 新工場の減価償却費を計上 (2019/11/09)
- 上組の4〜9月期、純利益10%増 取扱貨物の増加で通期予想も微修正 (2019/11/09)
広告
chevron_left
ケミプロの4〜9月期、税引き益6200万円に上振れ 高採算製品が前倒し home
家次神商会頭、神戸医療産業都市「下地できて発信力も十分」 「国際空港は必須」
chevron_right