シスメックス株が6日続伸 「電気機器」に買い、手術支援ロボにも期待感

20191231神戸株ワッペン

 2日の東京株式市場ではシスメックス(6869)が6日続伸した。終値は前日比129円高の9430円だった。一時は9466円と、8月28日に付けた年初来高値の9469円に接近した。業種別東証株価指数(業種別TOPIX、33業種)で値上がり率がトップになるなど「電気機器」の銘柄が買われる流れに乗った。加えて川重(7012)と共同で出資したメディカロイド(神戸市中央区)が開発した手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ=火の鳥)」への期待感も株価の支えになっている。

 ヒノトリは、8月7日に厚生労働省から製造販売承認を取得。前立腺がんなどの手術に使う。人体への負担が軽い(低侵襲=ていしんしゅう)手術をめざす流れの中で、開腹手術を避けて内視鏡を使用するケースが増えているが、これを支援するロボットは国産のものがなかった。現在はほぼ市場を独占する、米インテュイティブサージカル社の「ダビンチ」よりも病院のコストを抑えられるよう計画しており、シスメックスが世界に持つ検査機器の販路を通じた普及への期待が高まっている。

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