三ツ星ベルト、今期純利益49%減に 中国以外は緩やかな回復想定

20200807三星ベ決算

 三ツ星ベルトは7日、2021年3月期の連結純利益が前期比49%減の28億円になりそうだと発表した。新型コロナウイルスによる経済停滞の影響で自動車用ベルト、一般産業用ベルトとも国内外で需要が減少。減収のため利益も減少する見通しだ。同社はこれまで、新型コロナウイルスの影響が見通せないとして、今期の業績予想を発表していなかった。

 売上高は14%減の610億円、営業利益は56%減の32億円を見込む。中国では経済活動の再開で一般産業用ベルトの需要が増加したが、足元の状況からみて中国以外の海外や日本での需要回復は緩やかに進むととみる。ただ同社は、新車向けや新品向けに比べて需要の減り方が小さい、修繕品向けの市場にも製品を供給。これが新型コロナの収益への影響をある程度、緩和するとみられる。

 年間配当計画も新たに発表し、年間で前期据え置きの54円を予定する。このうち中間配も前期据え置きの27円とした。安定配当を重視した。

 同時に発表した2020年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比43%減の9億1400万円だった。自動車用ベルト、一般産業用ベルトとも中国以外では需要が後退した影響が表れた。売上高は前期比23%減の143億円、営業利益は54%減の10億円だった。

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