神戸天然物化の4〜6月期、小幅に最終黒字を確保 費用削減など寄与

20200807神戸天然物化決算

 化合物の合成を受託する神戸天然物化学が7日に発表した2020年4〜6月期の単独決算は、最終損益が300万円の黒字(前年同期は300万円の赤字)と小幅ながら黒字を確保した。売上高が前年同期並みで推移する中、減価償却費の減少や固定費の圧縮などが寄与した。新型コロナウイルスの感染拡大による経済停滞の影響は軽微だった。

 売上高は前年同期比5%増の10億円、営業損益は800万円の赤字(前年同期は2000万円の赤字)だった。事業部門(セグメント)別の売上高は、機能材料事業部門が8.0%減の4億9400万円、医薬事業部門が2.1倍の4億7600万円、バイオ事業部門が62.4%減の9300万円になった。機能材料では期ずれが発生、バイオでは顧客が生産計画を見直した。

 21年3月期の単独業績予想は据え置いた。医薬事業部門の好調などで、税引き利益は前期比43%増の7億4000万円を見込む。新型コロナの影響は年間を通じて軽微と見込むが、長期化すれば顧客の生産計画などに影響する可能性があるとみている。

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