手ぶらでスキー? ぜいたくに1泊? プレミアムフライデー、新たな過ごし方提案も
- 2017/02/21
- 22:17
早く帰る金曜日の過ごし方は……? 月末の金曜日は仕事を早く切り上げる日として経済産業省などが推進する「プレミアムフライデー」が24日に初回を迎える。神戸市内でも早帰りで自由になる時間を商機ととらえ、新たな週末の過ごし方を提案する動きが出てきた。
阪急阪神ホールディングス傘下の六甲山観光(神戸市灘区)は、24日と次回のプレミアムフライデーに当たる3月31日に六甲山スノーパーク(旧人工スキー場)で、午後4時以降の来園者にスキーセットとウエアセットを無料で貸し出す。通常はスキーに2900円(大人1人の場合)、ウエアに2550円(同)のレンタル料かかるが、これを無料にして「仕事帰りのスキー」を呼びかける。三宮を午後3時に出れば、路線バスとケーブルカーを乗り継いで午後4時半にはスノーパークに到着する近さを生かしたい考えだ。
ホテルオークラ神戸(神戸市中央区)は7月までの毎月最終金曜日を対象に、「ロイヤルブレックファースト付ステイプラン」の価格を3割引き。1日1室限定でスイートルームに宿泊するプランだ。朝食はルームサービスで、客室まで出向いたシェフが宿泊客の目の前で作る卵料理(イメージ写真=ホテルオークラ神戸の発表資料より)などが楽しめる。2人1室利用で普段は1泊10万円だが、7万円(税・サービス料込み)になる。
もっとも神戸市では、久元喜造神戸市長が21日の定例記者会見でプレミアムフライデーについて、ワークライフ・バランスなどの観点から「貴重な提言」としながらも「いますぐに導入するのは現実的でない」として当面は職員の対応を見送る方針を示した。兵庫県の井戸敏三知事も、20日の記者会見で「金曜日はもともとノー残業デー」と説明し、通常の勤務時間を維持することにしたようだ。
小売店などの間で消費喚起の動きに期待が高まりつつあるようだが、肝心の消費者側に自由な時間ができるかは未知数。神戸商工会議所など経済団体も、現時点では特に積極的な対応策を打ち出していない。久元氏は「神戸市の地域経済の活性化につなげていくことができないかについては(財界と)一緒に検討していきたい」とも話していた。
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