6月の兵庫鉱工業生産は横ばい 基調判断「緩やかな持ち直し」に下方修正

20180820鉱工業生産グラフ

 兵庫県が20日に発表した6月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は前月比横ばいの100.9だった。前月まで3カ月連続で指数が低下していたこともあり、兵庫県は生産活動の基調判断を、「緩やかな持ち直しの動きがみられる」に変更。2017年4月から前月まで1年2カ月続いた「持ち直しの動きがみられる」から下方修正した。

 6月の鉱工業生産指数を主要9業種でみると、指数に占めるウエートが最も大きい「はん用・生産用・業務用機械工業」と、3番目に大きい「輸送機械工業」の2業種が上昇した。半面、残りの7業種は低下。このところ低下傾向の業種が広がりつつあるのも、基調判断を下方修正する要因になったもよう。

 「はん用・生産用・業務用機械工業」では一般用蒸気タービンなど、「輸送機械工業」では発電機部品などの生産が増加。一方、業種別指数の低下が前月比13.0%と目立った「電気機械工業」ではリチウムイオン蓄電池や開閉制御装置などの生産が減少。ノート型パソコンや携帯電話などの生産減が響き、「情報通信機械工業」は11.1%低下した。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が14日に発表した6月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)確報値が前月比1.8%低下の102.5だった。

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