ノザワの4〜6月期、純利益3%増 原材料価格が逆風も受取配当金が増加

20180810ノザワ決算グラフ

 ノザワが10日午前に発表した2018年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比3%増の4億9800万円だった。原材料価格の上昇や、物流コストの増加、人件費の負担増などで営業減益になったが、受取配当金の増加や為替差損の減少などで補った。ただ増収効果が利益の下支えになったという。

 売上高は5%増の54億円、営業利益は2%減の7億100万円になった。品種別の売上高は、主力の押出成形セメント板「アスロック」が7.8%増の36億6500万円、住宅用軽量外壁材が3.1%増の6億700万円、スレート関連は13.7%減の1億8400万円、耐火被覆などは9.9%減の2億4100万円だった。

 19年3月期の連結業績予想は据え置き。純利益は前期比22%増の23億円を見込む。年間配当計画を前期据え置きの45円(中間なし)とする予定も維持した。

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