シスメックスの4〜6月期、純利益15%増 国内外とも試薬の伸びが支え

20180803シスメックス決算グラフ

 シスメックスが3日発表した2018年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比15%増の94億円だった。国内外とも主力の血液検査に使う機器の販売は減少したが、機器が普及したことによって検査試薬の販売が伸び、収益の支えになった。海外販売は各地域で増加したうえ、中国では売上原価率の改善で大幅に利益が伸びた。

 売上高は7%増の659億円、営業利益は11%増の138億円だった。海外売上高は全体の85.5%と、比率は前年同期に比べ0.7%拡大した。地域別の営業利益は、日本が14%減の80億円、米州が59%減の6億8000万円、欧州・中東・アフリカが1%増の13億円、中国は88%増の34億円、アジア・パシフィックが10%増の4億9800万円だった。

 2019年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比8%増の425億円を見込む。年間配当計画も年68円(うち中間34円)を維持した。

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