川重の今期、純利益一転の12%減に下方修正 米鉄道で採算悪化、のぞみ台車も

20180330業績修正グラフ

 川崎重工業は30日、2018年3月期の連結純利益が前期比12%減の230億円になりそうだと発表した。従来予想である335億円から一転の減益見通しに下方修正した。米国で受注した通勤電車で採算が大幅に悪化したことなど、車両部門で損失を計上するのが主因という。為替差損を約30億円計上することも響く。

 売上高は4%増の1兆5750億円、営業利益は15%増の530億円を見込む。従来予想は1兆5900億円、620億円だった。米ニューヨーク州交通局傘下のロングアイランド鉄道とメトロノース鉄道から受注した通勤電車は、追加で受注する車両数が当初の想定よりも大幅に少なくなる見込みになった。加えて発注元からの設計変更要求などでコストが増加したという。

 新幹線のぞみ号の台車枠に亀裂が入った問題で、台車交換費用として新たに約10億円を計上するのも利益の圧迫要因だ。この問題を巡って川重は同日、「全社品質管理委員会」を4月に設置すると発表した。中央大学理工学部教授の中條武志氏を委員長とし、川重の取締役や弁護士など10人で構成。問題点を明確化して再発防止につなげる。

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