神戸製鋼とネスレ日本、共同で国際女性デー行事 「インクルーシブな職場」とは

20240327ネスレ神戸製鋼

【神戸経済ニュース】神戸製鋼所(5406)と食品大手のネスレ日本(神戸市中央区)は26日、8日の「国際女性デー」をきっかけとした行事「『インクルーシブな職場づくり』について考えよう」を開催した。大手前大学(西宮市)の平野光俊学長、北村正昭教授、大阪経済大学(大阪市東淀川区)の船越多枝准教授がパネル討論を実施。なぜインクルーシブ(包摂的)であることが必要なのか、具体的にどうすればインクルーシブなのか、などについて議論した。神戸製鋼とネスレ日本の社員がオンラインも含めて約100人集まり、専門家の話に耳を傾けた。

 両者の人事担当者が連携して開催した。新型コロナウイルスの影響が3年も続いたため、他社との交流行事などがすべてなくなってしまい、「何か楽しいことがしたいと考えていたところに、出会いがあったのがイベントを開催するきっかけ」(神戸製鋼所の森下薫・人事労政部担当部長)になった。国際女性デーに関する行事だが、女性だけでも管理職だけでもなく、「せっかくよい職場づくりをめざすのだから、誰もが参加できるようにしたい」という。それもあって会場と同時に遠隔地からもテレビ会議システムで参加できるハイブリッド形式にした。

 会場になったネスレ日本の神戸本社(神戸市中央区)に集まった約30人には、神戸製鋼の社員の姿も目立った。パネル討論の終了後、会場では交流会を開催。パネルとして出席した3氏も交えてグループに分かれ、コーヒーやキットカットを片手に会社の垣根を越え、社員の実力が発揮しやすい職場や、そのために望まれるリーダー像などについて語り合っていた。

 業種・業態が大きく異なる2社だが、イベントを企画して「両者で驚くほど課題だと思っていたことが似ていた」(ネスレ日本の内田靖子・人材開発マネジメント部部長)のは新たな発見だったという。今回は準備期間が短かったため2社での開催になったが、森下氏も内田氏も「次回はもっと多くの会社に声をかけて開催したい」と意気込んでいた。(写真は左からパネル討論に参加した船越氏、平野氏、北村氏、司会を務めた森下氏)

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