monoAIなどメタバース4社が連携 KDDIを窓口に最適な基盤を提供

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【神戸経済ニュース】KDDI(9433)、STYLY(スタイリー、東京都新宿区)、monoAI technology(モノアイテクノロジー、5240)、グリー(3633)傘下であるREALITY XR cloudのメタバース4社は、目的に最も適したメタバースのプラットフォーム(基盤)を利用できるようにする連携関係「オープンメタバースネットワーク」を発足した。企業や自治体がメタバースを採用する際、複数のメタバースをつないだり、実際の空間も取り入れたりと、複合的な空間が構築でき、さまざまな目的でメタバースを利用しやすくする。

 KDDIが窓口になり、自治体や企業の目的にふさわしいメタバースを提案する。メタバース事業以外で企業や自治体との取引があるKDDIとしては、それぞれ強みの異なるメタバースと連携することで実質的な品ぞろえの強化になる。一方で、メタバース専業または同事業の比重が大きい3社にとっては、新たな顧客と出会うきっかけになる。メタバースを利用しやすくすることで、メタバース市場全体を拡大させるねらいもある。

 KDDIの「αU」は、パブリックビューイングなどに使われる渋谷や大阪の街を再現した仮想空間や、360度の自由視点音楽ライブが特徴。STYLYはスマートフォンを通じて現実の世界にデジタルコンテンツを浮かび上がらせるAR(拡張現実)や複合現実(MR)などに強みがある。monoAIの「XR CLOUD」は専用アプリを使わなくても利用できるほか、多人数同時接続が得意だ。REALITY XR cloudの「REALITY」は個人の配信者(ライバー)による利用が多く、SNS(交流サイト)を楽しむように使える特徴がある。

 4社連携のお披露目イベントとして、31日まで「Sakura Virtual Fes 2024」(サクラバーチャルフェス2024)をネット上で開催中。音楽ライブやトークショーなどを各メタバースを通じて楽しめる。新年度入りを控えた学生や新社会人にとっての新たな出会い、交流のきっかけを作りながら、各メタバース基盤の特徴を比較したり、使い勝手を試したりすることができる。(図はイベントのメーンビジュアル=monoAI提供)

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