コープこうべ、神戸市の児童館で「はじめておでかけギフト」 0歳児に4月から
- 2024/03/28
- 03:03
【神戸経済ニュース】生活協同組合のコープこうべ(神戸市東灘区)と神戸市は27日、0歳児の子供がいる世帯を対象に小型の水筒やランチボックスなどの「はじめておでかけギフト」を、約120カ所に開設した神戸市内の児童館で配布することで合意したと発表した。両者で連携して子育てしやすい環境づくりをめざす一環。0歳児の親が児童館を利用するきっかけを作り、子育ての不安や孤立などの解消などにつなげる。
4月1日から。神戸市の久元喜造市長(1枚目の写真右)と、コープこうべの岩山利久・組合長理事(同左)が神戸市役所で記者会見して発表した。子供が1歳の誕生日を迎える前日までに児童館で母子健康手帳や、こども医療費受給者証など子供が神戸市の住民であることを確認できる書類を提示することで「ギフト」を受け取れる。ギフトは小型の水筒と、おしりふき2パック、ランチボックス3個をセットにした(2枚目の写真)。
神戸市は中学校の校区ごとに1カ所以上の児童館「こどもっとひろば」を開設。遊具や絵本・児童書などを設置するほか、専門家を配置して子育ての相談などに応じている。ただ子供が2〜3歳になり、1人で遊べるようになってから利用するケースが多い。コープこうべが「ギフト」を配布するのをきっかけに、0歳児の親を児童館に呼び寄せて、気軽に子育て相談できる環境の活用を促す。
コープこうべは兵庫県全域と京都府京丹後市、大阪府の北摂地域を事業区域とし、組合員数は23年3月現在で172万人。宝塚市、丹波市、丹波篠山市、たつの市、大阪府池田市では出生届の提出時に同様の「ギフト」を配布しているが、児童館で手渡すのは神戸市が初めて。児童館では子供向けの保証が充実したコープ共済や、離乳食の宅配など子供向けサービスのパンフレットも同時に配布する計画という。
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