兵機海運、子会社「I.S.LINES」を解散 2億円を債権放棄へ

 兵機海運は29日、全額出資の子会社で外航船を保有する「I. S. LINES」(パナマ)を3月31日付で解散すると発表した。同社が保有していた外航船を売却することで、事業目的が終了したためとしている。解散に伴い、兵機海運からI. S. LINESに融資していた2億円が回収できず、債権放棄する見通しになった。

 I. S. LINESが保有していた船舶を、兵機海運が運航会社(オペレーター)として用船していた。一方で業績はふるわず、最近3年間でみてもI. S. LINESは最終赤字が続き、同社単独では債務超過に陥っていた。兵機海運は29日の取締役会でI. S. LINESの解散を決議。3月末には清算を終える見通しだ。

 2億円は債権放棄するが、兵機海運はすでに相当する貸倒引当金を設定済みという。このため2018年3月期の連結業績には影響が軽微と見込む。

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