神戸製鋼、今期純利益2.2倍に上方修正 機械など回復・価格転嫁などで

20211106神戸製鋼

【神戸経済ニュース】神戸製鋼所(5406)は6日、2022年3月期の連結最終損益が前期比2.2倍の500億円になりそうだと発表した。従来予想の400億円から上方修正し、増益幅が一段と拡大する。足元では企業の設備投資回復で「機械」が復調。二酸化炭素(CO2)排出が従来よりも少ない製鉄法である還元鉄関連の受注増もあり「エンジニアリング」の回復も目立つ。原材料高を受けて「鉄鋼アルミ」で在庫評価が改善したのも寄与する見通しだ。

 売上高は23%増の2兆900億円、営業利益は2.8倍の850億円を見込む。従来予想は2兆300万円、800億円だった。売上高が上振れする主因は、原材料高を販売価格に転嫁すること。鉄鋼製品の売り値から原材料価格を差し引いた、いわゆるメタルスプレッドは従来通りを想定。利益に寄与するのは「溶接」「機械」「エンジニアリング」の分野だ。需要が堅調のうえ、主としてコスト削減などで採算が改善する。

20211106神戸製鋼セグメント

 中間配当は計画通り1株あたり10円を実施するが、期末配当については依然として「未定」とした。

 同時に示した21年4〜9月期の連結決算は、最終損益が345億円の黒字(前年同期は152億円の赤字)になった。自動車向けを中心に鋼材やアルミなどの販売数量は増えた。油圧ショベルの販売が伸びたのも寄与。売上高は前年同期比25%増の9721億円、営業損益は468億円の黒字(前年同期は271億円の赤字)だった。

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