アシックス、今期最終益40億円に上方修正 1〜9月期は営業益が過去最高

20211105アシックス

【神戸経済ニュース】アシックス(7936)は5日、2021年12月期の連結最終損益が40億円の黒字(前期は161億円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想の25億円から上方修正し、黒字幅が拡大する。ランニングの上中級者向け新製品に人気が高まっているうえ、北米や欧州では従来の想定を上回る業績で推移している。そのうえで販管費の抑制を強化。営業損益も200億円の黒字(前期は39億円の赤字)見通しと、従来予想の145億円から見直した。

 売上高は前期比20%増の3950億円になる見通しを据え置いた。製品の分類(カテゴリー)別でみると、上中級者向けのランニングシューズ「パフォーマンスランニング」は好調で、今期に2020億円(前期比26%増)の販売を見込む。従来予想の1950億円から引き上げた。半面、「オニツカタイガー」ブランドの販売は前期比12%増の380億円と、従来予想の420億円から引き下げた。その他のシューズやアパレルの販売予想は維持した。

 電話会議システムを通じて記者会見した広田康人社長は、夏場にかけベトナムの工場で新型コロナウイルスの感染拡大によって稼働率が大幅に低下したと説明。このため「第4四半期はかなりの売り上げのマイナスになり、来年の初頭にも影響は残ると考えている」との見通しを示した。足元で収益は改善しているが「まずは、この影響を見極める必要がある」と、中長期的な業績目標の引き上げは急がない方針を示した。

 同時に発表した2021年1〜9月期の連結決算は、最終損益が190億円の黒字(前年同期は34億円の赤字)だった。上中級者向けのランニングシューズを中心に、北米や欧州で販売が伸びた。東京五輪・パラリンピックがほぼ無観客で開催されることになったのを受けて、関連商品の販売は当初の想定ほどではなかったが、海外需要の伸びで補った。

 売上高は30%増の3222億円、営業利益は10.9倍の357億円になった。営業利益は1〜9月期としては過去最高を計上した。

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