広田アシックス社長、東京五輪「ブランド全世界に発信」 関連売上高は非開示

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【神戸経済ニュース】アシックスの広田康人社長(写真=資料)は5日、電話会議システムを通じて開いた2021年1〜9月期決算の記者会見で、今夏に開催した東京五輪・パラリンピックについて「サンライズレッドのジャケットを着た日本選手団が活躍してくれたことで、(同社ブランドを)全世界に発信できた」と語った。さらに「日本選手団だけでなくオーストラリアや、イタリアの陸上、フランスの陸上、ブラジルチームなど契約した各国の選手が大活躍したので、ブランドを発信するという点ではかなりの成果を上げた」との見方を示した。

 ただ、応援グッズなど五輪・パラリンピック関連の売上高は「非開示とさせていただいている」と述べるにとどめた。当初は200億円とも見積もったが、無観客開催のため会場での販売がごく一部にとどまり、「会場での販売は大幅に当初の目論見を下回った」と明かした。「大会期間中にコンビニでのTシャツなどの売り上げは、かなりのものがあった」というが全体としては補えず、新型コロナウイルスの感染拡大前に想定した金額は大幅に下回ったと説明した。

 高額のスポンサー料に見合った対価は得られたか、との記者の質問には「直接的にオリンピックで上げられた収益と、オリンピックにかかった費用との対比という意味では、これはマイナスだったと考えるが、しかし無形資産としてブランドの価値を上げられたというのは非常に大きかった」と指摘。「トータルで考えて、有形無形の資産ということで考えれば、非常に意義があった」と強調した。

 同日発表したアシックスの1〜9月期の連結決算は、営業利益が前年同期比10.9倍の357億円と、1〜9月期としては過去最高を更新した。広田社長は「全世界での売り上げ・利益が好調だったので、オリンピックで予定していた売り上げの減・利益の減を完全に飲み込んでプラスにもってこれた」と話していた。

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