井戸兵庫知事、感染防止の要請緩和「『23人』下回らないと検討できない」

20210318井戸兵庫知事2

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は18日に開いた新型コロナウイルス感染症対策本部会議の終了後に記者会見し、感染防止を目的とした住民や事業者への要請内容を緩和するには、新規感染者数の7日移動平均が「23人以下にならないと、検討の指標になりにくい」と強調した。新規感染者数の7日移動平均は、緊急事態宣言の最終日に23.1人まで低下。井戸知事は「これがボトム(底)だと思っていなかったのに実際はボトムになってしまっている。少なくともこれを下回らないと」との認識を示した。この数値は18日時点で57.3人になっている。

 要請内容を緩和する場合も「一挙にゼロにするのではなくて、フェーズ(局面)に応じた対応をさせていただくことになる」という。4月以降については、感染リスクの高い場所への外出自粛など「呼びかけをやめてしまうことはない」との見通しを示した。そのうえで「(神戸・尼崎・西宮・芦屋の)4市に限っておこなっている飲食店への時短要請が一番のポイント」と説明。「(現在の営業終了)時間は夜9時だが9時のままでいいのか、対象エリアは4市だが4市のままでいいのか、お酒は現在8時半までだけど営業時間を少し延ばしたとすると何時までにするのかとか、そうした点が検討課題になる」と語った。

 一方、新型コロナウイルスの変異株に感染する人の割合が高まっていることについては、「変異株だからといってやたら恐れる必要はなく、従来の新型コロナウイルスと同様にしっかり防御していくのが基本になる」と説明。「従来のマスクの着用や、うがいするとか手を洗うとか、リスクの高いところに出没しないとか、不要不急の往来を避けるといったことを、しっかりやっていただくのが基本になる」と強調した。

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