神戸医療産業都市、学生ライター起用でやさしく紹介 パンフレット完成

20210316KBICパンフレット

 神戸医療産業都市の運営団体である神戸医療産業都市推進機構(神戸市中央区)は16日、神戸市の住民向けに神戸医療産業都市を紹介するパンフレットの完成を、同市の久元喜造市長(写真右)に報告した。これまでで最もわかりやすいパンフレットを作ろうと、作成には学生ライターを起用。スーパーコンピューター「富岳」と、国産初の手術支援ロボット「ヒノトリ」には実際に学生ライターが取材に訪れた。完成したパンフレットを学生ライターから久元市長に手渡した。

 久元市長は受け取ったパンフレットを見て「とても分かりやすく書いてある」などと感想を述べた。学生ライターを務めたのは、神戸市が大学生向けに学外活動を支援する「神戸ソーシャルキャンパス」で、SNS(交流サイト)のコンテンツ制作などを担当する「ライティングチーム」の学生4人だ。デザインも積極的に学生の意見を取り入れて制作。親しみやすいカラフルな表紙になった。

 富岳がある理化学研究所の計算科学研究センターを訪れ、松岡聡センター長にインタビューした甲南大4年の祖開彩さん(写真中)は、「神戸に最先端技術があって、こうした研究が人々のより豊かな生活に役立っているのを身をもって知ることができた」と久元市長に報告した。ヒノトリを開発したメディカロイド(神戸市中央区)の浅野薫社長にインタビューした近畿大短期大学部1年の小野照太郎さん(写真左)は、「ポートアイランドに住んでいるのに神戸医療産業都市のことをあまり知らなかったので、とてもよい機会になった」と話していた。
 
 これまでも住民向けに神戸医療産業都市のパンフレット制作を試みたことはあったが、「どうしても専門的な内容が入り込んでしまっていた」(神戸医療産業都市推進機構)という。今回は専門用語をできる限り使わず、専門家向けの内容を一切入れないのを目標に制作した。学生ライターの起用もその一環だ。全18ページと表紙はすべてカラーで、4000部を制作。神戸市内のファミリーマートと一部のスーパーなどで順次配布するが、推進機構のホームページからダウンロードできる。

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