シスメックス、血液凝固検査の新製品で海外販売加速 シーメンスと提携更新で

 シスメックスは3日、血液凝固検査の新製品「CN-6000」「CN-3000」の海外販売を加速すると発表した。世界的に販売提携を結ぶ独シーメンスの医療機器部門「シーメンスヘルシニアーズ」が、欧州などで同製品の取り扱いを開始する。シスメックスとシーメンスは1995年から続く、血液凝固検査での製品の相互供給や販売などでの提携を2日に更新。これを機にシーメンスは、シスメックスの新製品の取り扱いを始める。

 CN-6000など2機種は、日本では18年12月に発売していた。「血液凝固検査」は血液が固まる機能や血栓が溶ける機能を調べ、心筋梗塞や脳梗塞といった血栓による病気の診断や治療に使う。足元では新型コロナウイルス感染症で重症化した患者に、血栓による疾患の可能性を見極めるのに使うケースも増えている。新製品は従来の上位モデルに比べて測定時間の短時間化や小型化などを実現したが、海外での販売が進んでいなかった。

 シーメンスはオセアニア地域や南アフリカ、シスメックスが直販する地域を除く欧州でCN-6000などの販売を開始。各国での薬事承認はシスメックスが主導して進めていく考えだ。

 95年から続く血液凝固分野での提携について両社は、製品の相互供給と販売・サービス契約を2年延長すること合意した。一方でこれまでシーメンスが代理店としてシスメックス製品を販売していたロシア、トルコ、イスラエルを除く中東で、今後はシスメックスが直接販売・サービスに乗り出すことでも合意した。このほかシスメックスは、直接販売・サービスを開始するポルトガルに現地法人を設立することを決めたのも発表した。

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