シスメックス、ロシュとIT基盤連携の検討を開始 提携契約を継続の一環で

 シスメックスは25日、スイス製薬大手ロシュとITプラットフォーム(基盤)を活用した顧客サービスの向上について検討を始めると発表した。1998年から両社が継続している世界的な提携関係を更新する一環で、両社のIT(情報技術)基盤の連携に関する新たな取り組みを始めることで合意した。シスメックスとロシュとの20年を超す提携関係は、シスメックスの販路拡大につながり、血球数を計測するタイプの血液検査機器で世界トップシェアを獲得するのに大きな役割をはたした経緯がある。

 新たな契約を2020年12月14日に結んだ。契約の対象期間は21年1月1日にスタート。30年12月31日までとした。これまでITソリューションについて両社で検討する方向性では合意していたが、新たな契約を結んだことで、開発に向けて具体的に検討を始めることになる。

 シスメックスとロシュは1998年に世界での販売で提携することで合意し、99年には地域や国によってロシュがシスメックスの血液検査機器を、販売代理店として取り扱うことで具体化した。2018年にはシスメックスが医療機関の検査室や、大学などの研究室の構築を受注した際などに、品ぞろえとしてロシュの生化学検査機器や免疫検査機器を販売できる契約も結んでいた。今回は両社間にある各種の契約が21年1月1日に始まるよう、更新して期間をそろえたと同時に、両社で取り組む領域をITサービスにも広げた形だ。

 このほか今回、これまでロシュが代理店だったスペインでは、欧州に力を入れているシスメックスが直接、検査機器を販売することになった。インドでは互いに検査機器を融通して、両社で効率よく販路を開拓することなども決めた。販売やサービスに関する契約は、26年8月31日までにいったん見直すことでも合意した。

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