山本住友ゴム社長、新中期計画「数値目標は見直し含め議論している」
- 2020/12/15
- 15:42
2020/12/15 18:30 写真を追加しました。
住友ゴム工業の山本悟社長(写真=住友ゴム提供)は15日に東京都内で記者会見し、2月13日に発表した2025年12月期を最終年度とする新中期計画について「数値目標はどのように設定していくか、見直しも含めて必要性があるのか議論をしている」と述べ、25年12月期に売上収益(国際会計基準)で1兆円以上、事業利益1000億円以上などとする数値目標を見直す可能性に言及した。新型コロナウイルスの感染拡大も含め、変化の激しい時代に5年間の中期計画は必要かとの記者の質問に答えて述べた。
一方で、山本社長は「高機能商品の開発・増販」「新たな価値の創出」「ESG(環境・社会・企業統治)経営の推進」と中期計画で掲げた方針については、「こういった方向性にこれからも向かっていこう、力強く推進していこうと思っている」と述べた。同氏は質疑応答とは別に最近の事業活動について説明し、海外で高機能タイヤの販売が伸びていることに言及。さらに21年1月には、ESG経営を戦略的に進めることを目的に「サステナビリティ推進本部」を新たに設置すると説明した。
21年12月期の業績については「新型コロナの影響によって地域ごとに差は出そうだが、各エリアでの今年の仕込みを踏まえて成長に向けて歩んでいく」と述べるにとどめた。具体的な業績予想は「来年2月の(20年12月期)決算発表時までお待ちいだだきたい」と話した。「来年、注力していく取り組みについても、2月にお示ししたい」と付け加えた。
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