神戸製鋼、商船三井と共同で「船の排熱で発電」実証実験 ケープサイズ船で

20201218ケープサイズバルカー

 神戸製鋼所は、開発を進めている船の排熱での発電システム「舶用バイナリー発電システム」について、商船三井と実証実験を始めたと発表した。春山海運(愛媛県今治市)が保有するケープサイズ(積載重量18万トン級)のばら積み船(写真=神戸製鋼提供)に発電システムを搭載し、船舶が運航を開始した10月から約3年間の実証に取りかかった。性能や耐久性、使い勝手などを確認する。

 これまで大部分が捨てられてきた船舶の主機関の排熱を再利用して、最大約100キロワットを発電する。発電した電力は船舶の動力に補助電源として活用することで、発電機エンジンの燃料を節約したり、排出する二酸化炭素(CO2)を削減する効果を見込む。ケープサイズの船舶の場合、全体の動力の約1%程度を、今回の発電システムでまかなえるとみている。

 神戸製鋼は2019年2月にも川崎汽船の石炭専用船に同発電システムを搭載し、長期運用の実証実験を始めていた。ただ同船は今回に比べて小さいパナマックスサイズ(積載重量8万2000トン級)の船舶。今回はより出力の大きな主機関の船に搭載し、負荷を高めた形で耐久性などを調べる形になるとしている。

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