ノーリツ、環境負荷低減の取り組み強化 「RE100」加盟や「TCFD」賛同など

 ノーリツが事業活動などで環境負荷を低減する取り組みを強化している。同社は、事業に必要な電力を100%再生可能エネルギー(再エネ)でまかなうことをめざす国際的な企業連合「RE100」に15日、加盟したと発表した。加えて環境に配慮した商品の開発や、気候変動への影響の積極的な開示を低減する国際的な枠組み「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に対して11月30日に賛同を表明した。

 一方、2009年に環境省が認定した環境先進企業「エコファーストの約束」に対して、長期的な目標を設定。2030年までに製品が排出する二酸化炭素(CO2)を18年比で15%削減、事業活動では同30%削減する。生産事業所から輩出する廃棄物の削減と、使用済み給湯器のリサイクルを進める。包装材の素材を最適化したり、森林カーボンオフセットを取り入れたりと、自然と共生する社会の構築をめざすことなどを決めた。

 RE100は、英国に本部を置く非営利団体の「The Climate Group(ザ・クライメートグループ)」が主導して14年に設立。同じく英国に本部を置く「CDP」と共同で運営する。TCFDは気候変動が世界経済に大きく影響するとの観点から、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の要請を受け、金融安定理事会(FSB)が2015年に設立した。

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