JR芦屋駅、現代的・街に開かれたデザインで駅舎増築 8月着工・23年度完成
- 2020/07/13
- 19:44
JR西日本は13日、JR神戸線・芦屋駅のリニューアルについて駅設備の概要や外観のデザインを発表した。改札内外にエスカレーターを合計8基新設するなどバリアフリー化するほか、南口方面に駅舎を増築。南口の再開発ビルに向けたデッキに接続する(1枚目の図=JR西日本提供)。駅舎は阪神間に多く残る近代建築を意識しながら、現代的で街に開かれたデザインにしたという。8月に着工し、全体の完成は2023年度中を予定する。
JR西日本と芦屋市は18年に「JR芦屋駅改良工事等の施工に関する協定」を結び、エスカレーターの設置などを中心に駅舎の改良に向けて相互協力することで合意。5月までに新たに設置する施設の概要などを公表。今夏にも着工する計画を立てていた。これ合わせて今回、JR西日本が実施する工事の概要や外観デザインなどについて発表した。
エスカレーターは上下ホームに上り・下りのエスカレーターをそれぞれ新設。北口と南口にもそれぞれ上りと下りのエスカレーターを新設する。駅舎の増築部分は延べ床面積で約1400平方メートル。駅務スペースや店舗などが利用する予定だ。旅客用のトイレも拡張、改修して利便性を高める。増築した駅舎の通路は幅が約6メートルと、多くの人が通りやすくなる(2枚目の図=JR西日本提供)。
現駅舎内の施設は改修を終え次第、段階的に使用を開始する。増築部分の駅舎は22年3月末にも暫定使用を開始。23年度内に駅舎全体の完成をめざす。芦屋駅は南側で、住宅や商業施設、公益施設が入居する再開発ビルの建設が予定されている。芦屋駅は1日に平均およそ2万8000人が利用する(18年度)が、再開発が完成すれば増加が見込まれる。
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