阿部長野知事、航空便で「観光客呼び戻したい」 神戸市長を訪問・アルクマも

20191105神戸市長と長野知事

 長野県の阿部守一知事(写真右)と、同県の観光PRキャラクターで「ゆるキャラグランプリ2019」のグランプリを獲得したアルクマ(同中)は5日午後、神戸市役所を訪れて久元喜造・神戸市長(同左)と会談した。阿部知事は、台風19号の被害額が「集計途中の現段階で1500億円を超える大きな被害になったが、一方で被災地以外のところでも観光客のキャンセルが相次いだ」と現状を説明。「これから力を入れて観光客を呼び戻したい」と述べて、10月27日に就航したフジドリームエアラインズの神戸〜松本便への期待の語った。

 久元市長は「25年前の阪神淡路大震災で応援していただいた感謝の気持ちもあり、必要なことがあれば何なりと言ってほしい」と応じた。そのうえで「長野県は戦前から精密機械工業が集積していて、ICT企業の立地もある。ぜひ観光に加えて、新たなビジネスマッチングにもつながるよう、商工会議所などの民間交流も進められるのではないか」との展望を示した。

 長野県の産業集積について阿部氏が「長野県には中小規模でも世界シェアトップといった優れた企業が多く、航空宇宙産業、メディカルデバイス(医療機器)、食品産業、ITなどの分野の集積と振興を図っている」と強調。これに久元氏は「(力を入れている)業種は神戸と似ているので、ライバルかもしれないが、それだけにビジネスマッチングの機会はあるかもしれない」と語った。

 会談の最後に阿部氏とアルクマが久元氏に長野県産のワインを手渡し、記念写真におさまった(写真)。エッセイストの玉村豊男氏が経営するワイナリー「ヴィラデスト」で醸造したワインで、ぶどうの品種はピノ・ノワールという。阿部氏は「ワイン用のぶどうの生産量は長野県が現在、日本一」と説明。久元氏はお返しとして、灘の酒「百黙」(菊正宗酒造)を手渡していた。

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