未来の医療機器、小学生が考えるコンテスト 神戸医療産業都市・9日に一般公開

20191102甲南大ポーアイ

 9日に開催する神戸医療産業都市の一般公開では、米国の医療機器・体外診断薬(IVD)メーカーの日本法人で構成する米国医療機器・IVD工業会(東京都中野区)が、全国の小学生を対象にした未来の医療機器などを考案するコンテストの最終審査会と表彰式を開催する。低学年の部と高学年の部で一次審査を通過した各5人、合計10人の小学生が審査員や観客の前で自らのアイデアを発表。

 コンテストでは「あったらいいな」と思う医療に関わる機械や、検査のアイデアについてイラストを募集。約150件の応募が集まった。会場には一次審査を通過しなかった作品も、すべてパネルに掲示する。さらに来場者が医療機器や検査機器に触れることができる体験コーナーも開設する予定だ。会場は甲南大学ポートアイランドキャンパス(写真)。小学生の発表と審査、表彰を開催し午後1時から午後4時まで。

 一般公開で毎年人気の病院を訪れる「メディカルツアー」では、今回初めて「神戸陽子線センター」が加わる。水素の原子核である陽子を加速したのが陽子線で、放射線の一種。がんなどの治療に使う最新の医療機関を見学できる。さらに5月に開業した産業ガス大手エア・ウォーターの研究施設「国際くらしの医療館・神戸」を見学できるツアーも初めて実施する。

 このほか理化学研究所や神戸大学、兵庫県立大学などの施設でも見学や体験を多く予定している。さらに独製薬大手の日本法人である日本ベーリンガーインゲルハイムの神戸医薬研究所でも「くすりゼミナール」を開催する予定だ。整理券が必要な行事は多いが、自由に見学・参加できるものもある。詳しいイベントのスケジュールなどは、神戸医療産業都市の特設ホームページで確認できる。

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