アシックス、2020年に向けスタートアップ4社と事業連携 AIのイライザなど

20190710アシックスデモデイ

  アシックスはスタートアップ(起業まもない)企業との事業連携「アシックス・アクセラレーター・プログラム」で、4社と協業すると発表した。国内販社であるアシックスジャパンの本社(東京都江東区)で3日に開いたデモ・デイ(審査会、写真=アシックス提供)で、8社がアシックスとの協業内容について提案。人工知能(AI)を使ったサービス開発のイライザ(東京都文京区)など2社を最優秀賞、2社を優秀賞に選び、これらと協業することを決めた。

 イライザとはAIを活用した売り上げ予測システムを開発する。同じく最優秀賞のノーニューフォークスタジオ(東京都千代田区)とは、走行中の足の動きなどを計測できるスマートランニングシューズを共同開発。優秀賞のbiima(ビーマ、東京都渋谷区)とは子供らにスポーツへの参加を促すサービスの共同で提供することをめざす。ラントリップ(東京都渋谷区)も優秀賞で、同じ地域で働くランナーのコミュニティ作りに取り組む。

 アシックスは東京五輪・パラリンピックでスポーツに関心が集まる2020年に向け、「Road to 2020」をテーマに協業したいスタートアップを募集。書類選考や面接を通過した8社は、デモ・デイまでの約1カ月半にアシックスの各分野の担当者らと議論を重ね、協業案を練り上げた。デモ・デイには広田康人社長も同席。アシックスの中野北斗取締役、松下直樹取締役、アシックスジャパンの小林淳二社長、今回の企画の運営パートナーであるスパイラル・ベンチャーズ・ジャパン(東京都港区)の担当者の4人が審査員を務めた。

 国内でアクセラレーターを展開するのは今回が初めて。今後は4社との事業について、実証実験などを実施したうえで商品化やサービス化をめざす。アシックスは欧州で18年9月から19年1月にかけて、スタートアップ5社との事業連携(アクセラレーター)プログラム「Tenkan-ten(テンカンテン)」を開催。このうちカナダのカーブラブズへの出資を6月に発表していた。

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