アシックス、国内でもスタートアップとの事業連携 「Raod to 2020」で

  アシックスは5日、スタートアップ(起業まもない)企業との事業連携「アシックス・アクセラレーター・プログラム」を開始したと発表した。アシックスと連携したい企業の募集を同日始めた。まだ実績が不十分でも、新たなアイデアを持つスタートアップ企業と組むことで、独自の商品やサービスの開発などにつなげる。さらにスタートアップの成長を加速させること(アクセラレーター)にもつながる。

 募集するテーマは「Road to 2020」。アシックスの国内直営店や施設、イベントなどで活用でき、東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年の商機に寄与する商品、サービス、コンテンツなどを募集する。設立から10年以内程度、応募時点で法人登記済み、商品・サービスがすでに始まっているか開発のメドが立っている企業が対象だ。専用サイトから応募を受け付ける。

 18日に東京都内で説明会を開催し、応募の締め切りは4月5日。書類選考と面接で、7月に開くデモデイ(事業発表会)に参加する企業5〜6社程度を選ぶ。選定企業はデモデイまでに、アドバイザー役を務めるアシックスの社員と議論して、アシックスとの連携した事業計画を精査する。デモデイではアシックスの経営陣が審査し、最終的にアシックスとの連携事業に取り組む2〜3社を決める予定だ。

 アシックスと国内販社のアシックスジャパン、投資子会社のアシックス・ベンチャーズが連携して運営する。運営パートナーとして、ベンチャーキャピタルのスパイラル・ベンチャーズ・ジャパン(東京都港区)も参画。アシックスは欧州で18年9月から19年1月にかけて、スタートアップ5社との事業連携(アクセラレーター)プログラム「Tenkan-ten(テンカンテン)」を開催したが、国内でアクセラレーターを展開するのは今回が初めてだ。

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