23年2月期の大丸神戸店、売上高20%増の839億円 高額品など好調続く

20180411大丸神戸店

【神戸経済ニュース】J・フロントリテイリング(3086)が11日発表した2023年2月期連結決算の説明資料によると、同期の大丸神戸店(神戸市中央区)の売上高は前の期に比べ20%増の839億円だった。高級ブランドや美術品、宝飾品、時計などの高額品が好調に推移した。加えて新型コロナウイルスによる行動制限がなくなったことで、通勤や外出の際に着るファッション分野の需要も回復に向かったのが寄与した。

 来店客数が増えたことで、食品なども堅調だった。総入店客数は前の期に比べて16%増えて8830人だった。

 大丸神戸店の売上高は大阪・心斎橋店(大阪市中央区)の708億円を上回り、Jフロント傘下の百貨店では松坂屋名古屋店の1177億円に次いで2位だった。大丸大阪・心斎橋店は新型コロナの影響で訪日客の需要が小さかった。大丸東京店や大丸大阪・梅田店といったターミナル店は人流の回復が相対的に遅れた。大丸神戸店や松坂屋名古屋店など立地する地域の顧客が多い店舗の回復が先行した。

 大丸神戸店の24年2月期の売上高は、前期比4%増の875億円を見込む。

 近隣店舗では大丸芦屋店の23年2月期の売上高が前の期に比べ1%増の42億円、須磨店が4%減の63億円だった。

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