コープこうべ、食品工場を廃止 25年3月で稼働終了・代替工場は建設せず

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【神戸経済ニュース】生活協同組合で国内上位のコープこうべ(神戸市東灘区)は4日、六甲アイランドで年間およそ400品目を生産する同組合の食品工場(写真=コープこうべ提供)を2025年3月末で廃止すると発表した。23年4月以降順次、製造する規模を縮小する。代わりの工場は建設せず、自主ブランドの製品も食品メーカーなどに製造を委託する方針だ。同工場での生産高が縮小傾向にあったほか、老朽化で修繕費用などが年々かさんでいることに対応する。

 六甲アイランドの食品工場は同組合では唯一の製造拠点で、パン、とうふ、うす揚げなどとうふ関連製品、こんにゃく、納豆、めん類、和洋菓子などを製造。コープこうべの店舗や、宅配事業の商品として供給していた。だが消費者である組合員の嗜(し)好の多様化や、スーパーとの競争激化などを背景に、2020年度の生産高は約62億円。ピークだった1993年度(139億円)の半分以下に落ち込んでいた。これが新たな工場を建設しても、採算の確保は厳しいとの判断にもつながった。

 六甲アイランドで生産している食品のうち、比較的需要が大きいものは日本生活協同組合連合会との共同開発である「コープ商品」として、食品メーカーなどに製造を委託。引き続き「コープ」のブランドで販売する計画だ。コープこうべは六甲アイランドの食品工場で生産する400品目のうち需要の多い40品目前後を、日本生協連との共同開発である「コープ商品」に切り替えたい意向だ。これで同工場での生産額ベースでは、約半分程度を「コープ商品」に移行できる計画になるという。

 六甲アイランドの食品工場は1987年11月に稼働を開始した。稼働から35年が経過し、建屋、設備、機器など幅広く老朽化が進んでいた。コープこうべは、これまで約2年間、食品工場や生産事業の方向性を検討。見込まれる今後の組合員の消費動向なども勘案し、直営の食品工場の廃止することを理事会で審議・決定したとしている。

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