神戸空港、4月の旅客数が前年比微増 10連休前半でビジネス客減も

 空港運営会社の関西エアポートグループが24日発表した4月の神戸空港旅客数は、前年同月比で微増の25万3658人だった。各路線とも高水準の旅客数で、昨年に続いて4月の旅客数としては開港以来の最高を記録した。ただ、今年は月末にかけて10連休の前半になり、ビジネス客の利用機会が減少。旅客数の伸び率も抑えられた。

 旅客数を路線別に見ると、仙台便が6.7%増と伸びが目立ったほか、比較的便数が多い那覇便も1.1%増と好調だった。半面、かねて高水準で推移していた羽田便が微減になったほか、鹿児島便も4.1%減と旅客数が減った。提供座席数に対する旅客数の割合である利用率は76.1%と、前年同月(76.0%)に比べてわずかながら上昇した。

 4月の発着回数は2473回と前年同月に比べて8.7%増加した。便数制限のある旅客便は1800回と前年同月(1797回)並みだったが、プライベート機や小型機などを含む「その他」の航空機の発着回数が673回と、前年同月比で40.5%増加した。

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