神戸運輸監理部、中国の外国船舶監督官と技術交流 17日から受け入れ

 国土交通省の神戸運輸管理部は13日、中国のPSC検査官(日本の外国船舶監督官に相当)を受け入れて技術交流すると発表した。17〜21日に遼寧海事局の1人を受け入れる。中国は日本にとって最大の貿易国で、多くの船舶が相互に貨物を輸送。このことから国交省と中国海事局が毎年、外国船舶の検査官を相互に派遣し、職場内訓練(OJT)や意見交換などを実施する一環だ。

 国際航路に就航する船舶には、航行の安全確保に加え、船舶による海洋汚染を防ぐためにさまざまな国際基準がある。日本では地方運輸局などの外国船舶監督官が国内港湾に入港した外国船に対し、構造や設備が基準に適合しているか立ち入り検査している。この立ち入り検査を「ポート・ステート・コントロール」の頭文字からPSC検査と呼ぶ。

 同期間に近畿運輸局も天津海事局と寧波海事局から各1人を受け入れる。国際航路に就航する船には各国で同じ国際基準を適用するため、各国の検査官同士が情報交換などで検査の精度の高め合うことに意義があるという。神戸運輸監理部では昨年度、ペルーやジョージアのPSC検査官も受け入れて技術交流した。

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